お中元

親戚へのお中元とお歳暮を廃止したい!角を立てずにやめるには?

親戚へのお中元やお歳暮、負担に感じていませんか?

お中元とお歳暮は、親戚をはじめ、普段お世話になっている方に、日頃の感謝の気持ちを伝えるために贈るものです。

謝意を伝えたいので贈り続けたいと思う一方、親戚へのお中元とお歳暮に負担や義務感を感じている場合、思い切って廃止を検討してみましょう。

今回は、お中元やお歳暮の意味と、角を立てずに親戚へのお中元とお歳暮を廃止する方法を紹介します。

お中元とお歳暮を親戚に贈る理由

親戚へのお中元とお歳暮の廃止を検討する前に、改めてお中元・お歳暮を贈る理由を考えてみましょう。

お中元とお歳暮は、年に2回、日頃お世話になっていることに対し、お礼の気持ちと、相手の健康を願う思いを込めて贈るものです。

ただ品物を贈るだけではなく、離れて住んでいたり、なかなか会う機会がなかったりする親戚に、挨拶の意味も兼ねています。

お中元とお歳暮は、どの時期に贈るのが一般的なのでしょう?

お中元は、地域により異なりますが、基本的に7月初旬〜7月15日に贈られます。

これは、旧暦7月15日のことを「中元」と呼んでいたことに由来しており、年のはじめから中元までの感謝の気持ちと、暑い夏の時期に相手の体調を気遣う意味も込められています。

一方、お歳暮は、関東では12月1日〜12月25日頃に贈られるものです。

関東以外の地域では、12月13日〜12月25日頃に到着するものが多く、1年間の感謝と翌年の挨拶の意味を込めています。

お中元とお歳暮は、お礼の気持ちを表現したり、相手の健康を気遣う意味もこめられた贈り物で、日本に古くから続く慣わしの一つです。

親戚へのお中元とお歳暮を廃止したい場合

親戚へのお中元とお歳暮を廃止したい・やめたい理由はよく分かります。

お中元やお歳暮は、年に2回とはいえ、経済的にも、精神的にも負担に感じることは少なくないですよね。

しかも、一度贈ると「毎年贈らないと、、」となってしまいますし。

お中元とお歳暮をやめたいと思っても、今後の親戚付き合いに影響を与えることを考え、躊躇してしまいますよね。

連絡することなしに、突然贈ることをやめることはマナー違反になるだけでなく、何かあったのではないかと相手の方に心配をかける可能性もあります。

親戚へのお中元とお歳暮をやめたいと考えたとき、波風を立てることなく廃止するための、おすすめの方法を2つ紹介します。

  1. 段階的に減らしていく
  2. お礼状や電話で断る

順にチェックしていきましょう。

段階的に減らしていく方法

親戚へのお中元とお歳暮を廃止したいと考えたときにとるべき方法として、「段階的に減らしていくこと」を検討してみてください。

お中元とお歳暮を段階的に減らしていく方法は、親戚に直接辞退したい旨を伝えるのが難しい場合におすすめです。

お中元とお歳暮、両方を贈っている方は、まずお中元をやめてお歳暮のみにします。

次に、お歳暮の金額を少しずつ控えめにし、最後にお歳暮をやめて、年賀状の挨拶だけにするようにします。

段階的に減らしていく方法は、少し時間はかかるかもしれませんが、波風を立てたらどうしようと不安に感じることが少なく、お中元とお歳暮を廃止できる可能性が高いです。

お礼状や電話を利用し断る方法

親戚へのお中元とお歳暮を廃止したいと考えたときにとるべき方法として、次に「お礼状や電話で断る」も視野に入れてみましょう。

お礼状や電話で、親戚にお中元やお歳暮を廃止したいことを伝えるやり方は、気持ちや理由を直接伝えたい方におすすめの方法です。

お中元やお歳暮をいただいた際、お礼状や電話で品物の到着や感謝の気持ちを伝える方が多いと思います。

その際に、今後のお中元やお歳暮を辞退することを伝えるということですね。

お礼状で伝える場合、今回も贈ってくださったことに対して謝意を伝えたうえで、今後は辞退したい旨を記します。

「辞退したい」と直接的な言葉を使うことを躊躇する場合は「今後はお気遣いなさいませんように」と伝えるといいでしょう。

加えて「今後も継続してお付き合いをお願いしたい」と忘れずに書き添えてください。

この方法ですと、お中元とお歳暮を辞退したいという内容と、相手の厚意に感謝している気持ち、今後も変わらないお付き合いをお願いする思いを伝えることが出来ますからね。

なお、電話でお中元やお歳暮を廃止したいと伝えられる関係の場合は、直接会って伝えることも検討しましょう。

電話で連絡する場合も、お礼状の時と同様、いただいた中元やお歳暮のお礼を伝え、次回からは辞退したいこと、今後も変わらぬお付き合いをしたい旨も伝えます。

伝えるべきこと

・今回のお中元やお歳暮を贈ってくれたことへの感謝

・次回からお中元やお歳暮を辞退したいこと

・今後も変わらぬお付き合いのお願い

まとめ

親戚へのお中元やお歳暮を廃止したい場合に、とるべき方法を中心にみてきました。

お中元やお歳暮は古くから続く、感謝を伝えたり相手の健康を気遣うための贈り物です。

しかし、義務感や負担に感じている場合は、きちんとした手順を踏み、親戚に失礼のない方法で廃止を提案することも一つの手です。

年賀状のやり取り、帰省の際にはお土産を渡すなど、負担の少ない形にかえ、親戚と長くより良いお付き合いを続けられますように。。