夏の風物詩として知られるウナギを食べ、日本の暑い日を乗り越えようとする特別な期間「土用の丑の日」ですが、実はやってはいけないことが存在するのをご存知でしょうか?
これは古くからの言い伝えですが、中には知らない人もいることでしょう。
そこで今回は、「土用の丑の日」のNG行動や、少しでも充実した日々を送れるよう運気の上がる過ごし方を徹底解説していきます!
土用の丑の日とは?
土用の丑の日にしてはいけないことを解説する前に、そもそも土用の丑の日とはどのような日なのかをみていきましょう。
「土用の丑の日」とは、夏の暑さに負けず、強い体を作るためにウナギを食すという習慣があることで知られ、これを「土用鰻」といいます。
ウナギには病気の予防や身体機能の維持、免疫力のアップや骨や歯を丈夫にする栄養素がたっぷりと含まれているんです。
これは江戸時代から伝わる日本の文化で、「土用」は季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を指し、「丑の日」は日にちを十二支で数えたとき「丑」に該当する日のこと!
ちなみに2024年の土用の丑の日は、「7月24日、8月5日」の2日になります。
また、地域によってはウナギ以外にも「ウ」のつく食べ物として、梅干しやうどんを食べるそうで、日本全体で約4割の方が「丑の日にまつわるモノを食べる」と回答している調査結果が出ています。
子供から大人まで、ウナギを食べるのが待ち遠しい人も多いのではないでしょうか…?
「土用の丑の日」のNG行動3選!
土用の丑の日にしてはいけない行動、代表的なものは以下の三つです。
- 土に関すること
- 新しいこと
- 方角に関すること
順にチェックしていきます。
土に関すること
土用の丑の日にしてはいけないこと一つ目は、「土に関すること」です。
土に関することとは、例えば「土いじり」「草むしり」「井戸掘り」などですね。
このような、土に関係する行動はあまりよくないとされています。
これは、土をつかさどる神である「土公神」が地中にいるため、土を動かすことはよくないという言い伝えがあるからです。
しかし、土用の丑の日は夏。ギラギラと陽射しの強いこの期間は家の周りの草がよく伸び、「夏休み期間を使って庭を手入れしたい!」という方も多いことでしょう。
そんなときは、土公神が土を離れて天上界へ行く日である「間日(まび)」に土いじりをするといいでしょう。
新しいこと
土用の丑の日にしてはいけないこと二つ目は、「新しいこと」です。
新しいことというのは、なにか新しく物事を始めることですね。
- 新居購入
- 就職や転職
- 結婚や結納
- 開業や開店
などです。
土用は季節の変わり目ということもあり、気温の変化で体調を崩しやすく心も不安定になることもあるので、新しいことを始めても失敗してしまう、と考えられてます。
このように、何か大きな決断をしなければいけないとき、言い伝えとはいえ何も知らずに失敗してしまうことは避けたい…
そんな時は、人生をより豊かにするためにも前もって準備することを心がけましょう。
とはいえ、急に「転職が決まった」「この時期にどうしても結婚したい」という方もいると思います。
何をするにしても準備に不備がないか、本当にこれでいいのかをよく考えること、周囲に相談してアドバイスを受けることも大切ですね♩
方角に関すること
土用の丑の日にしてはいけないこと三つ目は、「方角に関すること」です。
これは「旅行」や「引越し」などを指します。
土用の丑の日は、方角に関することもよくないとされており、静かに過ごすことがオススメされています。
土用の期間に「凶」とされる方位のことを「土用殺」といい、どの方向も良くないと言われる中、期間によっては特に危険と言われている方角があるようです。
- 春土用→「南東」
- 夏土用→「南西」
- 秋土用→「北西」
- 冬土用→「北東」
まさか、土用の丑の日にしてはいけないこととして、方角まで制限されるなんて思いもしなかったですよね…
ただ、以上のようなNG行動をして、実際に何か被害があったということはあまり聞きません。縁起の話ですからね。気にし過ぎないこともまた大切だと思います。
運気を上げるオススメの過ごし方!
土用の丑の日にしてはいけないことをチェックしてきました。
最後に、土用の丑の日のオススメの過ごし方を下記に紹介いていきます。
- 温泉やヨガで心身ともに安らぎを与える
- 断捨離や掃除、衣替えなど身の回りの整理
- 季節にあった食材を食べる
- 散歩やピクニック、キャンプなどで自然に触れる
これらは、すぐに実践できるものも多く、自宅で簡単に始められますね♩
断捨離や衣替えに関しては時期的にもちょうど良いですし、何よりいらないものを捨てる機会ができて良いかもしれません!
また、ヨガや体を動かすことに関しては、最近YouTubeなどで専門家が詳しく紹介していることもあるので、参考にするのも良いですね。
季節の変わり目で何かと忙しくなったり、気温の変化についていけないと思ったらこれらを実践し、気休めでも運気を上げていきましょう!
まとめ
土用の丑の日にしてはいけないことと、運気を上げる過ごし方をみてきました。
土用の丑の日は「ウナギを食べる」ということで知られている日ですが、どんなNG行動があるのかという点までは、知らない方も多かったと思います。
真夏の暑い日にうなぎを食べて、なおかつ、してはならない行動を避けて、気分良く過ごしましょう!