茄子

茄子のぬか漬けどうして漬からない?上手に漬けるコツを伝授!

初夏に旬を迎える茄子、パプリカ、きゅうりなどの夏野菜は、ぬか漬けにぴったりな野菜ですね。

きゅうりは簡単に美味しく漬けることができるけれど、茄子ってなんだかよく漬からなくないですか?

  • 味がしない、、
  • 変色して茶色くなってしまう、、
  • 水分が抜けてパサパサしちゃう、、

など、茄子は上手に漬けることが中々難しいですよね。

実は茄子のぬか漬けうまく上手に漬けるのが最も難しい野菜なのです。

今回は、そんな悩みを解消するために、茄子にひと手間加えて美味しい茄子のぬか漬けを作る方法コツを伝授します!

そもそもなんで茄子は漬かりにくいの

茄子のぬか漬けが上手に漬からない原因は、皮にあります。

茄子の、あのツルツルとした表面の皮がぬかをはじいてしまうのです。

おまけにそれに加えて、茄子の皮の厚みも、漬かりにくい大きな原因です。

特に丸々と太った茄子は、中心まで厚みがあるので、均一に漬からないことは多々あります。

と、以上のように、なんらのポイントを抑えずに、茄子をぬか床に入れても、まず漬からないと考えておいてください。

たとえ一週間おいても、茄子は全く漬からないので注意してくださいね。

なかなか漬からない茄子を美味しく上手に漬けるポイント

茄子のぬか漬けがなぜ上手に漬からないのか、その理由をわかって頂けたと思いますので、次に、茄子を上手に漬けるポイントを説明していきます。

その1、塩もみをする

なかなか漬からない茄子を上手に漬けるポイント一つ目は、塩もみをする、です。

塩もみをすることで、茄子の皮の細胞壁を傷つけて、中まで均一に漬かるようにできます。

また、茄子の皮を塩分で包み込むことによって、変色(茶色くなる)を防ぎ、ぬか床への色素移りも防ぐことができます。

さらに、綺麗に漬けたい場合は、塩とミョウバンを一緒に揉みこむと、変色防ぎが高まります。

なお、どうしてもぬか床への変色を防ぎたい時は、錆びた鉄くぎや鉄玉をぬか床に入れると防ぐことができます

このとき、錆びた鉄くぎを使用する場合は、煮沸消毒をしてから入れてください。

または、鉄鍋、鉄フライパンにぬか床を移して、そこで茄子を漬けるという方法もあります。

ポイントは、茄子から水分が出るまでしっかり握りながら揉みこむこと。

と、このようにすることで、茄子のアクがとれますので、揉み込むようにしてください。

その2、切れ込みを入れるor縦に半分に切る

なかなか漬からない茄子を上手に漬けるポイント二つ目は、切れ込みを入れるor縦に半分に切る、です。

茄子は中心部分が厚く漬かりにくいので、切れ込みを入れることが大切です。

切れ込みを入れることで、茄子の芯まで、上手に漬けることができますよ。

切り方は、茶せん切り(上下を適当に残して切り込む)という切り方がおすすめ。

切込みの間に、ぬかを入れ込むことがポイントです。

また、間隔をおいて茄子の皮をピーラーで剥くと、よく漬かるようになるので、こちらもぜひ試してみてください。

茄子の漬け時間の目安

茄子を上手に漬けるポイントを抑えることで、皮の食感が柔らかく、中までしっかり味が染み込んだ美味しい茄子のぬか漬けを作ることができます。

実際にどれくらいで漬かるのか、その時間の目安ですが、くて6時間、通常だと遅くとも1~2日ほどで漬かります。

切込みを入れて漬けた場合は、早く漬かります。

なお、茄子はぬか床から出した後は、時間が経てば経つほど茶色に変色してしまうので、なるべくすぐに食べるようにしましょう。

茄子のぬか漬けの効能

最後に、茄子のぬか漬けのオイシイ効能もみておきましょう。

茄子の紫色の成分はナスニンという成分由来のもので、眼精疲労に効果のあるブルーベリーのアントシアニン系と同じ色素なんですね。

なので、茄子は、ブルーベリー同様、眼精疲労を和らげる効果が期待できます。

そして、このナスニンは皮に含まれているので、ぬか漬けにすることで無駄なく摂取できるです。

さらに、生の茄子にはほとんど含まれないビタミンB1,B6はぬか漬けにすることによって、飛躍的に栄養価がアップします。

その数値は、ビタミンB1で約3倍、ビタミンB6だと約2倍ほど!

ビタミンB1は、腸内環境を整える乳酸菌や糖質の代謝に欠かせないですし、疲労回復にも優れているので、夏バテ対策に最適です。

また、ビタミンB6は、健康・美容効果が期待できますので、女性の方は茄子のぬか漬けを積極的に摂ってもいいですね。

まとめ

茄子のぬか漬けがどうして漬からないのか、その原因と、上手に漬けるポイントを中心にみてきました。

今回の内容を簡単にまとめると。。

  • 茄子が漬かりにくいのはツルツルの厚い皮と、分厚い果実であるため。
  • 茄子の変色防ぎやよく漬からせるには、塩もみと茄子に切れ込みをいれること。
  • ぬか床への色移り対策は鉄くぎや鉄玉をいれること。
  • 茄子はぬか漬けにすることによって栄養価が高まる。

というところです。

茄子のぬか漬けで熱い夏を美味しく、乗り切っていきましょう!