夏祭り

田県神社の夏祭りはいつ行われる?他に行われるお祭りはある!?

日本にはたくさんの神社が存在し、各神社ごとに様々な伝承があり、それを祝うお祭りなどが催されます。

大がかりな年中行事としてのお祭りもあれば、夏の納涼祭のような夏祭りなどもあります。

そんな中、神社の中でも奇祭を催していることで知られる田県神社をご存じでしょうか?

田県神社では他にはない奇祭の話題で有名ですが、夏祭りも地元では非常に人気のあるお祭りなのです。

そこで田県神社の夏祭りはいつ行われるのか、他の祭が開催される時期も含めて紹介していきます。

田県神社は何処にある?

田県神社は愛知県の小牧市田県町にあり、日本でも珍しい奇祭が催される神社として知られています。

名鉄小牧線の田県神社前駅で下車して徒歩5分の位置にあり、近隣は落ち着いた住宅街が広がっています。

鳥居の目の前には約50台くらい停まれる駐車場がありますので、車で訪れることも可能です。

ただ、田県神社で毎年行われる最大級のお祭り豊年祭のときには一般車両は駐車することはできませんので気を付けてください。

田県神社の歴史

田県神社に祀られているのは、御年神様と玉姫命様という二柱の神様です。

五穀豊穣、子孫繁栄をもたらす神様として遥か昔から崇拝されてきたこともあり、全国的にも知られる神社となりました。

何年に創建されたという確固たる年数は解からないみたいですが、伝承として弥生時代の頃には既に鎮座していたとも言われています。

その証拠と言うわけではありませんが、900年代の書物には田県神社の名称で載っていることが分かっています。

相当な格式高い神社であり、そこで催されるお祭りは地域の人だけでなく全国の人にとって重要な意味を持つのかもしれません。

その由緒正しい田県神社では、夏祭りはいつ行われるのでしょうか?

田県神社の夏祭りはいつ行われる?

田県神社で行われる夏祭りは毎年7月25日と26日に開催されます。

通常のお祭りのように輪投げや金魚すくいなどが出店することもあり、子供たちを中心に大人も童心に帰って賑わいを見せる、如何にも夏らしい祭です。

この夏祭りで行われる「茅の輪くぐり」は、病から身を守ることを祈願する大切な神事でもあります。

訪れた人々が最も賑わいを見せる夕方から夜以降は、駐車場内で地元の有志によって行われる民謡踊りなど、夏祭りを盛り上げるイベントも見ることができます

田県神社で開催する祭

田県神社で開催されているお祭りは、なにも夏祭りだけではありません。

いくつもの年中行事があり、それは元旦から年末まで目白押しです。

中でも、田県神社の名を全国に轟かせたのが豊年祭です。

毎年3月15日に行われるこの豊年祭では、長さが2m近くにもなるひのきで作られた巨大な男茎形のお神輿を担ぐことで知られています。

夫婦円満、縁結び、子宝に恵まれるなど様々な御利益があると言われており、その勇姿を一目見るために全国から参拝客が訪れます。

その特異な実姿が話題となり、今では世界中から観光客まで訪れ、外国の方向けに各国の言語で書かれた案内所まで登場します。

田県神社に一年で最も人が訪れることになるのはこの豊年祭ですが、他にも歳旦祭や人形祭、敬老祭や新嘗祭など多くの祭が行われています。

特に夏になると、地域住民の誰もが楽しみにしている夏祭りが開催されるのです。

夏祭りの豆知識

田県神社の夏祭りがいつ行われるのかをご理解いただけたかと思います。

ところで、夏祭りは田県神社のみならず全国各地で開催されますが、そもそも何のために行われてきたのでしょうか?

一般に夏の時期(主に7月から8月)に開催されることは、なんとなく想像がつくと思います。

夏祭りは、地域によって異なる特色や伝統を持ち、それぞれ独自の意味や背景がありますが、共通するのは地域コミュニティを結びつけ、豊作や安全、さらには先祖を祀る目的で行われることです。

具体的には以下のような意味・由来を持っています。

  1. コミュニティの結束強化
    祭りは地域社会の人々が一堂に会し、協力してイベントを成功させる重要な機会です。
    これにより、地域の結束が強化され、社会的なつながりが深まります。
  2. 豊作祈願
    農業社会であった日本では、夏祭りは次の収穫への豊作を祈る儀式として重要な役割を果たしてきました。
    特に、稲作における重要な時期に行われることが多く、神様に豊かな収穫を祈ります。
  3. 先祖供養
    お盆と重なる祭りでは、先祖の霊を慰めるための行事が含まれることがあります。
    先祖の霊を迎え、供養し、送り出すことで家族の安泰を祈るという側面があります。
  4. 暑中の悪霊払い
    夏の暑さを悪霊や疫病の原因とする信仰から、これを払うための祓い(はらい)の儀式を行うこともあります。

夏祭りの原型は、古代の「夏越の祓」(なごしのはらえ)にあるとされています。

これは半年の罪や穢れを祓うために行われる儀式で、現在も6月30日や7月1日に多くの神社で行われています。

先述の茅の輪くぐりも、夏越の祓には欠かせない儀式といえます。

いずれにしろ、夏祭りは日本の季節の風物詩としてだけでなく、地域の文化や伝統、社会の在り方を象徴する行事として、今もなお多くの人々に愛され続けているということですね。

まとめ

田県神社の夏祭りがいつ行われるのかを中心に、様々な情報をみてきました。

田県神社で有名なお祭りは巨大な男茎形のお神輿を担ぐ豊年祭ですが、こちらは毎年3月に行われています。

奇祭として知られているためこの時期を目指して訪れる人が非常に多いですが、他にも様々なお祭りを行っている神社です。

特に夏祭りで行われる茅の輪くぐりの神事は必見で、一度は訪れてみたいところでしょう。

田県神社の夏祭りは毎年7月25日と26日の日程で開催される予定ですので、その時期に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。